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1. |
申請する権利が、知的財産権のうち (ここでは狭義の、特許庁管轄の
「産業財産権」)、特許権 (発明) ・ 実用新案権 (考案) ・ 意匠権 (デザイン)
・ 商標権 (商標) のいずれかを見定める。 |
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・・・ 見定めると申しましても、初めてのことですのでインターネットで種々調べてみましたが、決定には至りません
(;_;) ここは、社団法人発明協会 千葉県支部さんの無料相談会を利用させていただきました。
結論
: 意匠権での申請としました (デザインというよりも考案かな? と、思っておりましたが
・・・) |
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2. |
先行調査 |
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・・・ これを忘れてはいけません。 結構世の中には、同じことを考える方々は多いのです。
先願があれば、審査は通りません (意匠登録申請の特許印紙代 16,000円 は戻りません)
この調査はインターネット上の 「特許電子図書館」
を利用した調査なのですが、その方法も特殊で多岐に渡り、初めてであれば、やはりなかなか難しいものです (中身は、過去に登録された
『権利』 なのですが、結構面白いです)
ここでもまた、社団法人発明協会 千葉県支部さんにお世話になり、調査方法をご教授いただきました <(_
_)> |
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3. |
出願等申請書類の仮作成 |
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・・・ これがまた、大変でした (;_;)
あらかじめ、申請用紙があるわけではなく、白紙から全て自分で作成なのです (探せばあるのかもれません)
もちろんここは、特許庁のHPを参考にすると同時に、手引書なんぞ購入して孤軍奮闘!
MSワードでの作成ですが、決まりごとがた〜くさん ・ 慣れない文章 ・ 図面作成や写真の添付、等とページ数は少ない割に時間がかかり、また
完成書類に誤りがあるのか無いのかさえ、わからない状態 ^_^;
デジカメをはじめ、ワープロ、画像編集、CAD 等のソフトウエアも総動員!
「特許電子図書館」 で、似たような願書と にらめっこ状態なのでした。 |
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4. |
電子証明の取得 |
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・・・ ようやくここまで、たどり着きました。
今回の意匠登録出願は法人でしたので、電子認証登記所
(商業登記認証局
「商業登記に基づく電子認証制度」) を利用しました。 ICカードリーダライタ
が不要の証明です。 「商業登記認証システムクライアント」
と呼ばれるソフトウエアにより、[秘密鍵] [公開鍵]
[登記所への申請用FD] を作成し、最終的にこのソフトウェアからインターネットを介して、電子証明を取得することになります。
登記所にも、足を運ばなければなりませんし、ソフトウェア代金や証明期間に応じた手数料が発生します。
先程、『個人・会社問わずいろいろな公共サービスも含めた申請や届出などは、インターネット利用による方法へと社会変化が起こってきています』
なんて書きましたが、 ・・・ この難儀さは、ホント普及するのか疑問符がた〜くさん頭の中で飛んでます (?_?) |
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5. |
インターネット出願ソフトのダウンロード と 申請人利用登録 |
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・・・ 郵送による出願の場合、この手順は不要ですが、そもそもの目的の一つですので、いざ楽しみです。
と、言いつつ 「インターネット出願ソフト操作マニュアル」
を首っ引き ^_^; |
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6. |
インターネット版 出願等申請書類の作成 |
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上記3. 項目で、仮作成した申請書類を全て 「HTML形式 (画像は.jpg ・ .gif)」
に変換しなければなりません。
また、もちろんいくつかの点で、郵送による出願の場合と異なり (画像の解像度、大きさ、色使いにも細かい決まりごとがあります)、一筋縄にはいきません。
やはりやはり、「インターネット出願ソフト操作マニュアル」 を首っ引き ^_^; |
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7. |
いよいよ後半、出願ソフト利用によるインターネット出願 |
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・・・ 6. 項目までの苦労はなんのその! あっという間に、受理されました (^_^)v
(【接受】 マーク付きで、出願ソフト内
受理済みフォルダに返信がありました)
《 出願料の払い込みについては、インターネット出願ソフトを利用した 「電子現金納付」
の方法もありましたが、特許庁の利用可能金融機関 (国庫金電子納付システム) には、"ジャパンネットバンク"
"イーバンク" "新生銀行" の振込手数料の安い、または
無料のネットバンク の掲載はありませんでした (もっとも、全ての銀行の振込手数料までは調べませんでしたが
・・・) ので、特許印紙添付による 「予納書」
を、前もって郵送しました 》
さてさて、マスターしました!? インターネット出願ソフトは、便利物です。
意匠登録申請に対する審査は、まずは 「方式審査」
を行います。
「方式審査」 とは、申請書類に誤字 ・ 脱字や書式に間違いがないか、または 出願料の払い込みがきちんとなされているか等、内容以外の基本的な審査のことのようですが、インターネット出願ソフトは出願時に入力チェックを行い、結果が
【正常】 マークであれば、おおまか
「方式審査」 は通過したようなものだそうです (勝手な解釈?)
また、郵送による出願の場合にかかる費用のうち、「磁気ディスクへの記録手数料
(電子化料金)」 (基本料 1,400円 + 700円 × 申請書類枚数)
がありますが、インターネット出願の場合は料金はかかりません。 今回の申請書類枚数は、ワード
9ページ分でしたので、合計 7,700円 もお得でした (^_^)v |
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8. |
ひと段落 |
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・・・ 出願までの手続きはひとまずここまでにて、後は 「審査」 の結果を待つのみ (-.-)
【登録査定】 (要件を満たしていると審査官が判断した場合)
とでるか、【拒絶理由通知】 (要件を満たしていないと審査官が判断した場合)
とでるかは、乞うご期待です。 しかし、実際に出願する権利を行使する
(権利物品の商品化など) ためには、ここからが肝心なのかもしれません! |
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費用
(これまでかかった分 + 仮に 3年間の登録料を納めた場合) についてまとめてみます。
[端数は切り捨て]
■
prototype 【試作品】 製作費用 |
4,000円 |
ホームセンター |
木材、ネジ、その他 |
■
意匠出願の手引き書 (Book) |
900円 |
発明協会 |
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■
商業登記認証システム ソフトウエア |
6,000円 |
NTT
DATA |
送料・代引手数料
含む |
■
電子証明手数料 (登記印紙) |
2,500円 |
登記所 |
証明期間
: 3ヶ月間 |
■
意匠出願料 (特許印紙) |
16,000円 |
特許庁 |
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予納書送付代金 |
400円 |
郵政省 |
簡易書留 |
■
登録料 (3年間) |
25,500円 |
特許庁 |
8,500円
/ 1年 |
■
その他 |
4,700円 |
交通費等 |
(合計がピタリとなるように
・・・ ) |
合 計 |
約
60,000円 |
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追記) コンプリート
タイプ 完成 (^_^)v ▲ 詳細HP : http://www.eduport.co.jp/box/
(販売中) |